
寝つきが良いのが自慢である。自慢するようなことではないが、一度寝たら朝までぐっすり寝ることができる。出来れば毎日7〜8時間寝たい。メジャーリーガーの大谷翔平選手が睡眠の質にこだわり、長時間の睡眠で体力をリカバーしていることは有名な話。健康のために睡眠は最重要事項だと実感するお歳頃である。
寝つきが良くぐっすり寝る私。ほんとにそうなのか知りたいと思って友人に勧められて、ゲームソフトのキャラクターで作られた無料アプリを試したことがある。スマホにダウンロードしたアプリを立ち上げ枕元に置いて寝るだけで睡眠時間と睡眠の質が計測される。計測された内容に合わせてアプリ内のキャラクターを育てたり増やしたりすることがこのアプリの醍醐味なのだが、その辺はあまり興味はなく、ひたすら睡眠のパターンが記録され蓄積させる様を見ていた。「うとうと」「すやすや」「ぐっすり」「特徴なし」の4つの睡眠パターンが分析されるのだが、結果、横になってほぼ5分以内に「ぐっすり」寝ていることがグラフから読み取れた。途中、変化もあまりない。寝言やイビキを感知するとマイクで録音されるのだか、それもほとんどない。みんなこんなもんなのだろうかと、アプリを勧めてくれた友人のグラフを見せてもらうと、全然違う!! びっくり!友人も驚いていたけれど。ということで、私は寝つきが良くぐっすり寝れるようだ(このアプリの分析によると)。
弊害というほどではないが、そのおかげで夢をほとんど見ない。たまに見てる気がするけど、内容は覚えていない。夢のない人だなあと思わないでほしい、私にだって夢はあったのだ(笑)。
先日、近所の小学校に講師として招かれた。「夢集会」という独自の学習カリキュラムで、地域で働く人々の話を聞くことで、職業に関すること、将来どんな大人になりたいか、自分の夢を実現するために今できることは何だろう、みたいなことを考える授業。
私は3,4年生の混ざったチームに「公共図書館で働く司書」として呼ばれた。私のほかにはトマト農家の方、お花屋さん、建設会社の社長、飲食店経営者、新規就農準備中の青年、神主さんと様々。
最初の10分くらいは図書館のお仕事の話。『司書の一日』(WILLこども知育研究所/編著、保育社、2021)や『としょかんにいこう―みんなのまちのしせつ図鑑―』(ほるぷ出版、2022)などの本を紹介しながら、勤務館の紹介もしつつ、実際にどんなことをしているのかを話す。
そして私が今は図書館で司書として働いているけれど、小学生の頃にはお菓子屋さんや洋服をつくる人やインテリアデザイナーになりたかったという話をして、みんなはどんな夢があるのかな、と。
お仕事っていっぱいあるんだよ、それを知らなくっちゃ選べないよね、知るためには調べなくっちゃ!! どうやって調べる? と、情報を手に入れる話をして、どうやったら自分の夢をかなえられるのかたくさん調べてみよう、と図書館の話に戻る、そんなお話。
終わりの15分で「お仕事」をテーマにブックトークをした。好きなことを一生続けた人の話として紹介した絵本『あたまにつまった石ころが』(キャロル・オーティス・ハースト/文,ジェイムズ・スティーブンソン/絵,千葉茂樹/訳、光村教育図書、2002)。
皆さんも何か集めたことはありませんか?トレーディングカード? フィギュア? アクセサリー?この絵本の主人公は石を集めていました。大人になったら石に関係のある仕事をしたいと思っていても「石ころじゃあ金にはならんぞ」と言われ、ガソリンスタンドの仕事をすることになりました。仕事は上手くいっていましたが、大恐慌がおこり、スタンドは閉店することになります。暇になった主人公は科学博物館へでかけ、大好きだった石のコレクションをながめていました。そこで、博物館館長と知り合いになり、主人公の石の知識に驚いた館長の働きかけで博物館で働けることになったという、本当にあったお話です。生涯にわたり好きなことを学び続けた主人公のことを称えた、娘さんによるあとがきもぜひ読んでみてください。
話が終わった後の感想では「私は保育士になりたいと思っているので」とか「プロ野球選手になるために」とか、とても具体的な夢を話す様子が眩しくて圧倒されてしまった。
もちろん、今、夢がなくったっていいんだよ、これから色んなことに出会ってほしいと願っていますと伝えて「夢集会」はおしまい。
私もワクワクすることに出会える年になりますように。(石)
design テンプレート