
皆様こんにちは。あっというまにまた夏がやってきました。どんどん夏が長くなっているような気がするのは私だけでしょうか・・・?暑さに弱い私ですが、元気よく過ごしたいと思っています。
さて、実は私、昨年から野球観戦にハマっていて、地元の球団を応援しています。球場にも足を運ぶことが多くなっていたのですが、いろんなマンガや小説、アニメ、絵本のコラボが行われていることを知ってびっくり!そして、なんと!そのコラボの中に私の大好きな作家さんのお一人、工藤ノリコさんの「ノラネコぐんだん」シリーズを発見!
推しのチームと推しの絵本のコラボとなったら、もちろん素通りできません。いろんなグッズをゲットしたのは言うまでもありません。
そこで、今回は、工藤ノリコさんの作品を紹介したいと思います。
1冊目は、『コバンツアーかぶしきがいしゃ』(※1)です。工藤さんが手がけた初めての絵本です。
コバンザメのコバンちゃんとパートナーのクジラちゃんはツアー会社を経営しています。無事故が自慢のこのツアー。こりすようちえんのご一行ほか、たくさんのお客さんを連れて出発!ところが、「まえのともだちに しっかりつかまって くださいね」と言われていたのに、こりすちゃんは見つけたヒトデをつかまえるために手を放してしまいます。さあ、たいへん!どんどん流れていくこりすちゃんたちを無事に見つけられるでしょうか。
工藤さんの描くかわいらしいキャラクターに目を奪われます。そして、ストーリーは、どきどきの展開です。私のお気に入りシーンは、クジラちゃんのおなかに、吸盤でみんながぴったりくっついているところです。ぜひチェックしてみてくださいね。
2冊目は、『こんやはどんなゆめをみる?』(※2)です。この絵本では、ぶたさん一家の夜が描かれています。お着がえ、トイレ、ハミガキしたら、さあお布団へ。さあ、夢の世界へ出発です。どんな夢をみようかと、いろんな想像をしています。どれもこれも楽しそうで、みる夢が決まりません。そうこうしているうちに、朝!?
文章はとても少ないのですが、こぶたちゃんたちがイメージする夢が、どれもこれもわくわくドキドキする場面として描かれています。細かい部分まで書き込まれるのが工藤さんの作品の魅力の一つでもあると思います。かわいいこぶたちゃんたちはもちろんですが、時の流れを自然に感じさせてくれるしかけにも注目してもらいたいです。2021年に新装版が出版されています。
3冊目は、『ノラネコぐんだん パンこうじょう』(※3)です。工藤さんの代表作の一つ「ノラネコぐんだん」シリーズの1作目です。ワンワンちゃんのパン工場にあやしい人影ならぬ猫影が・・・。8匹の「ノラネコぐんだん」です。おいしそうなパンを見て、自分たちで作ろうと、夜にパン工場に忍び込みます。うまくいったと思いきや、パンはどんどんふくらんで、なんと大爆発。ワンワンちゃんにしかられて、反省をするノラネコぐんだんなのでした
かわいいノラネコぐんだんとワンワンちゃんのやりとりはもちろんですが、この作品もまた、めちゃめちゃ細かい部分までかきこまれている絵が魅力です。ストーリーを進める文章はとても短いのですが、ゆっくりじっくり絵を楽しんでほしいです。
この絵本シリーズは2026年6月現在12冊出版されていて、関連本などもあります。グッズもかなりありますし、冒頭でもご紹介した通り、野球チームともコラボしました。今年の「ノラネコぐんだん」デーでは、野球選手による読み聞かせもされたんですよ~。もしかするとどこかでこの「ノラネコぐんだん」を見かけている方も多いのではないでしょうか?
最後にご紹介するのは、『ピヨピヨ スーパーマーケット』(※4)です。私が初めて出会った工藤さんの作品です。
5匹のひよこちゃんはお母さんとスーパーマーケットへお買い物に行きます。わくわくするものがたくさんあって、どれもこれも欲しくなっちゃいます。カゴいっぱい選びますが、お母さんがギリギリストップ!がっかりしながら帰りますが、お父さんとお風呂に入っているうちに、なんだかとってもいいにおい。
毎年5月のゴールデンウィークに上野公園で実施される「上野の森親子ブックフェスタ」でこの本に出会いました。子どもたちを連れて、好きな絵本を選んで買おうと意気込んでいる私の目の前に、この本があったのです。開くと、細部まで描かれたスーパーマーケット。細かい絵が好きな私にとってはそれだけでもう釘付けです。もちろんすぐにカゴに入れました。
帰宅してゆっくり見てみると、わくわくがつまっていました。子どもたちとゆっくりじっくり楽しみました。絵探し要素もあって、読むたびに違うところに注目して、何度も何度も一緒に楽しみながら、ピヨピヨちゃんたちと成長したわが子たち。母は母で、スーパーの様子の「あるある」を見てにんまり。そして、何より、夕飯のシーンは必見です。わが家の子どもたちと同じように、みなさんの思い出の一冊になってくれたらうれしいです。
もっともっとご紹介したいのですが、4作品にしぼって大好きな工藤さんの作品をご紹介しました。なお、工藤さんの作品レビューや、ご本人のトーク、作品解説などが詰め込まれた本(※5)も出版されています。ぜひ絵本と一緒に手に取ってみてくださいね。
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工藤ノリコ著
佼成出版社,2003