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狸穴通信

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キリの理容室

上野 歩著 定価1500円+税(講談社)
会場の様子

◆このところ「削り屋」や「わたし、型屋の社長になります」など、町工場の職人さんたちの技術の世界を取材して執筆した小説を発表し、注目されている著者の最新刊。今回は理容業界をテーマに理想と現実に迫った意欲作だ。

◆神野キリ、20歳。理容専門学校を卒業した主人公が、働きながら修行し技術を学んでいく。自分と父親を捨てて男と出ていった理容師の母親との確執。幼なじみの淳平、理容学校の同級生のアタルの存在————などを背景に、仲間とともに人気理容サロンを創っていくことを夢見るストーリー。

◆どの町にも必ずある床屋さんであるが、理容師は美容師に比べて、地味で人気がないのが現実。いま、元気がないとも言われているこの理容業界に「理容女子」が革命を起こす。散髪屋や床屋というイメージを払拭する新しい理容室の在り方も描く “応援歌”小説。

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