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日本画の現在 上門会2019

  • 日本画家・浦上義昭門下生の近年の活動をまとめた画集。

浦上義昭編著
A4判変形 91ページ
税別 3,000円
ISBN978-4-907126-26-1

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日本画の現在 上門会2017 表紙

「人間は自然に包まれ、その鼓動を聴きながら生きています。
ややもすると、その事を忘れ、科学万能という錯覚に陥り、自然を屈服させた様な積もりにもなりがちです。
今日起きている社会問題は、すべて人々の心の持ち様が違っている事が原因でしょう。

私達、絵を友に出来る人々は幸せです。自然の美しさ、合理性、永遠性と自己が一体と成れます。
一輪の花を見つめ、山や川を一日中写生することで、そのすべての要素を自己に取り込むことが出来るのです。

近代社会は自然界を数学的法則にて分割するという手段で理解しようとしました。
自然に対する接し方は「分かつ」のでは無く、全体を大きく鑑みることにより理解出来ます。
華厳経でいう「一即一切」「一切即一」です。

個々のディテールを誠実に描き、対象のはなつ機微をそのままに感じつつ、全体のハーモニーに気を配るという行いの結果として、画面に作家の本質、深さが出現します。」(「絵画制作について」より)

浦上義昭(うらかみ よしあき)

1950年新潟県長岡市に生まれる。武蔵野美術大学卒業。院展同人の今野忠一先生・下田義寛先生をはじめ「龍生会」「昇龍會」の諸先生より指導を受ける。現在、(公財)日本美術院特待。県展運営委員、県美術家連盟副理事長。上野の森美術館「日本の自然を描く展」選考委員。現代水墨作家展特別招待作家。日中国交正常化40周年記念美術展 日本国代表(50名)に選抜され出品。日中交流水墨画展(公社)日中友好協会賞受賞。天皇陛下より紺綬褒章を授与される。また、聖徳太子誕生千四百年記念・橘寺天井画、平成9年度年賀状・かもめーる原画、太宰府天満宮御神忌千百年大祭余香帖、東大寺「お水取・紙手(こうで)」、東大寺第二百十五世別当上司永慶師尊像(東大寺蔵)などを制作、揮毫。上野の森美術館日本画専任講師、アートスペース喜屋日本画講師、客船「飛鳥」ロングクルーズ船上講師を歴任し、京都・本能寺「浦上玉堂・春琴」廟所建立監修。米国テキサス州ガルベストン名誉市民。美術関連の著書は32冊。

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